松の肌水 開発秘話

平成12年秋、東京都豊島区のある介護会社との情報交換の中で、「被介護者向けに安心して使用できる機能性の高い化粧水があると良いのだが、」との話がキッカケで生まれたのが『松の肌水』です。

無添加で安心して敏感肌や肌の弱い方でも使用でき、「加齢臭対策」や「肌の痒み対策」、などに有効な化粧水かクリームあると良いとのこと。

そこの女性社長によると、「市販されている化粧水やクリームなど色々試しているが、使用感や安心感においては満足できない。機能性が高くて安心できる製品が欲しい」とのこと。

そこで、実態を知るために、その会社のヘルパーさんからの話しを聞くと共に、同伴認可を得た数軒の被介護者宅を訪問することから始まりました。

個人差はあるが、被介護者の殆どは肌が乾燥して艶がなく、中には体から粉が吹いている人、肌も弱わり圧迫された部分が赤くはれて床ズレが始まっている方もいました。

そしてどの部屋もニオイ(加齢臭)があることが印象的でした。

実際の製品化に当っては、先ず、化粧品会社の皮膚の専門家や研究者の方々とともに求められている開発品の試作を繰り返し作り、介護会社の社長やヘルパーさん達にも試用していただきながら試作完成品を仕上げました。

そして、その試作品を、許可を得た被介護者の方々に試用して頂くと、被介護者本人から喜ばれるとともに、それ以上に毎回訪問した際に被介護者に使用して客観的にその肌の状態を観察するヘルパーさん達から、保湿作用の質や継続性の高さ、加齢臭の抑制力など高い評価を得る様になってきました。

「肌自身がイキイキしてくる」、「肌だけではなく、髪につけたらツヤツヤなキレイな髪になり被介護者も私もビックリしている」などの報告も上がるようになり、現在の“松エキス”と“トレハロース”を主原料とした処方での製品化を決定。多くの人に長年愛される商品となりました。